2011年2月23日水曜日

来週の株式相場 調整入り、材料株とスマートグリッド関連の急落は要警戒

 来週の日経平均は調整週とみている。日経平均は、25日移動平均線(9日現在、10911.90円)?5日移動平均線(同、11257.40円)に挟まれたゾーンがメインレンジだ。

 なお、25日移動平均線を割り込むケースでは、2月9日の9867.39円から4月5日の11408.17円までの上昇幅1540.78円の3分の1押しの10894.58円、38.2%押しの10819.59円、半値押しの Arado rmt
10637.78円などが下値メドとして意識される見通しだ。

 9日現在の日経225の騰落レシオ(25日移動平均)は157.67%、TOPIXは152.06%だが、これらは、今後、数週間かけて70%台まで低下することになるとみている。

 調整のきっかけだが、国内に相場下落の要因が特に見当たらないため、やはり、海外発ということになるだろう。

rmt レッドストーン
 フィッチは9日、ギリシャの格付けを「トリプルBプラス」から「トリプルBマイナス」に2段階引き下げた。アウトルックは「ネガティブ」だ。「トリプルBマイナス」からさらに格下げされると、ギリシャの格付けは「投機的」とされる等級になる。このため、今後も、ギリシャを火種とした、ユーロ安?欧米株安が、東京株式市場に波及する可能生は決して低くはな リネ rmt
い。

 また、一部では、住宅価格の急上昇と中国南西部の深刻な干ばつによる物価上昇を背景に、中国人民銀行(中央銀行)が今月にも利上げを実施する可能性があるとの見方が出ているという。この利上げ観測が強まるようだと、中国株安が欧米、日本株の下落のきっかけになることも十分ありえる。

 そして、9日の上海外国為替市場の人民元相 rmt Red Stone
場は、対ドルで上昇し、一時1ドル=6.8231元と、昨年10月以来6カ月ぶりの高値を付けた。中国政府は、米国政府からの「為替操作」批判をかわすため、近く為替政策を変更するとの観測が強まっている。元高は円高につながり、これが日本の輸出株の下落に寄与する可能性も否定できない。

 物色面では、足元で、取り組み妙味のある材料株の踏み上げが活
発化している。しかし、これは相場の手詰まり感の表れでもある。今回の材料株相場のリーディング?ストックは、ツガミ <6101> 、鬼怒川ゴム <5196> の両銘柄とみられる。両銘柄の値動きが良好なら、現在の材料株相場は継続するだろう。しかし、両銘柄が崩れるようだと、他の材料株群も、一気にナイアガラ状態になるリスクは大きいとみておく必要がある。


 一方、16日に、野村アセットマネジメントが、クラウドコンピューティングとスマートグリッド関連の投信を設定する。このようなテーマ株投資の設定は、短期的な物色の終わりの合図とみておく必要がある。よって、来週以降は、クラウドコンピューティングとスマートグリッド関連株の下落を警戒しておきたい。(編集担当:佐藤弘)

【関連記
事?情報】
? 明日の注目材料/千代田インテグレ、INDEXHD、サイバーステップなど (2010/04/09)
? 銘柄パトロール(3):キヤノン、VTHD、豊和工業、沢井製薬など (2010/04/09)
? 銘柄パトロール(2):ファーストリテ、JFEHD、新日鉄、日医工など (2010/04/09)
? 銘柄パトロール(1):第一生命、ネットワン、7&I?HD、ツガミなど
(2010/04/09)
? 日経平均大引け:高値引け、第一生命は早くもカバレッジ対象に (2010/04/09)

引用元:石材販売、石材情報の専門サイト

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